2012/02/25

ストーンヘンジの謎、音波干渉で説明 米科学者



【2月21日 AFP】英古代遺跡ストーンヘンジ(Stonehenge)は音波の干渉という現象に触発されて生み出されたとの研究を、米科学者が16日、カナダのバンクーバー(Vancouver)で開かれた米国科学振興協会(American Association for the Advancement of ScienceAAAS)のカンファレンスで発表した。


 5000年前に建設が始まったとされているストーンヘンジはユネスコ(UNESCO)の世界遺産の中でも最もよく知られたものの1つで、先史時代の観測所、太陽の神殿、神聖な癒しの地などさまざまな見方がされてきた。

 だが、20年にわたって洞窟壁画を研究し、古代遺跡の音響面に深い関心を抱いてきたスティーブン・ウォーラー(Steven Waller)氏は、現代の科学者が音波の効果であると考えている現象が、過去には極めて謎に満ちていたため、ストーンヘンジが建設されたとの説をとなえている。

■音波の干渉がモチーフ

 音波の干渉とは、2人のバグパイプ奏者など2つの音源が、異なる場所で同時に同じ音を出したときなどに発生する現象。聴取者がその周囲を歩くと、音が大きく聞こえたり小さく聞こえたりする場所がある。「大きな音と静かな音の間を変化するのが聞こえる」とウォルター氏は記者団に説明した。

「(太古の昔には)この現象は非常に謎めいたもので、まったく不可解だっただろう。パイプ奏者が2人いれば、パイプ奏者が1人のときよりも大きな音になると想像しがちだ。だが、周囲を歩いてみると音の大きさは変化し、ほとんど無音になる場所もある」(ウォーラー氏)

「つまり結果として、目には見えないが、音を遮断する巨大な物体が輪状に存在しているように感じる。そしてこれはストーンヘンジの構造に非常によく似ているという考えが私に浮かんだ」

 神話もこの説を補強する。たとえば、2人の魔法使いのパイプ奏者が娘たちを輪になって踊らせたところ、娘たちは全員石になった、という神話がある。

■目隠しをして音を聞く、現れる石のイメージ

 ウォーラー氏はこの説を証明するための実験を行った。被験者に目隠しをしてもらい、野原で2つのバグパイプが奏でられるのと同じ音波の干渉を体験させた。

「音源とあなたたちの間に何があるかと被験者に尋ねた。すると被験者は、ストーンヘンジと非常によく似た絵を描いた。音波がちょうど打ち消し合う位置に音を遮断する巨大な物体を描いたのだ」

 またウォーラー氏は、ストーンヘンジの中心部に音源を起き、周囲を歩く実験を行った。すると、音波の干渉と同様の音の強弱が聞こえた。

「音響的なイリュージョンによって生まれた目に見えない石があるというイメージが、ストーンヘンジを作った理由だ」とウォーラー氏は述べ、「そのビジョンを実体化させるために、彼らは実際に神殿を造ったのだ」と結論づけた。

■「遺跡の音の保存を」

 太陽に関連する目的でストーンヘンジが作られたとする説もあるが、ウォーラー氏は自説とこれらの説は相反しないと指摘する。なぜなら、どちらの説も、ストーンヘンジが宇宙の成り立ちを理解しようとするための神聖な場所だったことを示唆しているからだと、ウォーラー氏は述べた。

 またウォーラー氏は、音響面にも注意を払って遺跡を保護し、観光などの目的で太古の洞窟の幅を広げるなどの行為をしないよう呼びかけた。

「誰も音に注目していなかった。われわれは音を破壊していたのだ」とウォーラー氏。「太古の人々は音波を知らなかった。それは魔法だったのだ。だからこそわれわれは遺跡のサウンドスケープ(音環境)を保存し、研究しなければならない」(c)AFP/Kerry Sheridan
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2859519/8514931

2012/02/20

武田邦彦による緊急生放送 「現代のコペルニクス~政府と原発/国家の崩壊と明るい未来~」



武田先生は原発推進派から反原発に転身した人

故に本物


2012/02/19

巨大地震を誘発か!愛知沖“新資源”掘削に専門家警告

経済産業省の関連団体が15日、愛知県沖で始めたメタンハイドレートの掘削試験が、思わぬ形で注視されている。掘削する南海トラフでは過去にマグニチュード(M)9クラスの大地震が起こっており、専門家は海底開発が地震を誘発する危険性について警告。日本をエネルギー大国へ導くはずの新資源には意外な盲点があるようだ。

 メタンハイドレートは、メタンガスと水による氷状の結晶で「燃える氷」とも呼ばれる。日本近海に多く埋蔵され、発電用の次世代エネルギーとして注目されている。

 現在のところ、世界中のどこの国でも商業化は実現していない。そこで経産省が独立行政法人の石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)に委託。探査船「ちきゅう」を使い、埋蔵量が多いとみられる海域で掘削試験を実施することになった。先端にドリルを装着したパイプで井戸を掘り、来年1月ごろにメタンガスを海上に取り出す見通し。





 問題は掘る場所だ。愛知県渥美半島の南方沖70~80キロは東部南海トラフと呼ばれる海域。南海トラフは西日本などが乗ったユーラシアプレートの下に、南からフィリピン海プレートが年数センチずつ潜り込んでいる場所を指す。静岡県の御前崎沖から高知県の足摺岬沖まで、総延長は約670キロに及ぶ。

 南海トラフでは過去に大地震が多発した。代表例は1707年の宝永地震。東海、東南海、南海の連動型で、これまでの研究で規模はM8・4~8・9といわれたが、最近ではM9・1~9・3だったとする説を静岡大の石川有三客員教授が発表している。ほかにもM7級の東海、東南海、南海の各地震がたびたび起こってきた。


 武蔵野学院大特任教授の島村英紀氏(地震学)は、「人造地震」の危険性を指摘する。

 「掘削が直接、大地震を引き起こすことはまずない。しかし、すでに蓄積された地震エネルギーを刺激し、誘発することはあり得る。80年も地震がなかった米コロラド州では1962年、圧力をかけた地中への廃水処理が地震を頻発させた。2004年の新潟中越地震は天然ガス田での作業が引き金を引いたという説もある。南海トラフは大津波をともなう地震を起こす場所だけに、慎重に検証すべきだろう」

 宝永地震では最大25メートル超の大津波が発生した。政府の中央防災会議は宝永地震と同じような地震が発生すると、死者は2万5000人を上回ると想定している。こんな震災を海底開発が誘発するのは、たまったものではない。

 メタンハイドレート開発を管轄する経産省の資源エネルギー庁は、「今回の試掘は水深1000メートル程度の海底面を300メートルほど掘り進めるもの。大きな地震は深さ10キロ以上で起こるため、地震を発生させるとは思っていない」(石油・天然ガス課)と強調した。

 しかし、掘削試験が成功すれば、将来的には大規模な開発が行われることになる。前出の島村氏は「あらゆる危険性を想定して、自然に影響を与えない方法を考えるべき。福島第1原発事故は『エネルギーありき』の姿勢が招いたが、その反省がない」と苦言を呈した。発電用のエネルギーを確保することは重要だが、慎重な調査も必要だ。
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20120218/dms1202181446009-n1.htm



2012/02/13

1カ月以内にM7地震も ロシア極東カムチャツカで予測


ロシア極東のカムチャツカ地方政府は13日、地元のロシア科学アカデミーの地球物理学研究者による予測として、今後1カ月以内に同地方南部でマグニチュード(M)6~7の地震が発生する可能性があると発表、住民に注意を呼び掛けた。
 研究者によると、1月に異なる八つの地震予測方法で同時に異常を観測。地震発生の場合、カムチャツカ半島南部から千島列島にかけての地域が震源地となり、同地方の中心都市ペトロパブロフスクカムチャツキーで震度5~6になると予測した。
 ロシア非常事態省は今年、サハリン州やカムチャツカ地方、千島列島などのロシア極東地域でM7・5以上の地震発生の可能性が高まっていると予測。その際には高さ5~8メートルの津波が起きる恐れがあるとして注意を呼び掛けている。(共同)

最近タイトルが文字化けしちゃうぜ

2012/02/12

日本語でもフランス語でもないような言葉


東電、線量マップまず米に提供


東電、線量マップまず米に提供 昨年3月、保安院には翌日報告 

2012/2/11 22:56


東京電力は11日、昨年4月24日に発表した福島第1原子力発電所構内の放射線量の分布を図示したサーベイマップを、同年3月22日から米原子力規制委員会(NRC)に提供していたことを明らかにした。経済産業省原子力安全・保安院や自衛隊、協力企業などには翌23日から報告していた。
 提供したマップはNRCの要請で作成を始め、現場作業にも活用したという。その後、東電は記者会見で敷地内の個別の場所の放射線量は説明していたが、全体が一覧できるマップを公開したのは約1カ月後だった。
 文部科学省が緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)のデータを国内公表より先に米軍に提供したことなども既に判明している。